私たち人間は「社会的動物/Social Animal」である

私たち人間は、「Social Animal/社会的動物」とも言い表されることがあるように、社会の中で共生しています。そのグループ化された社会の中で生きていくために必要不可欠なツールがコミュニケーションです。コミュニケーションは、「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」の二つに分類されます。日々の生活において、発せられる言葉、つまり「言語コミュニケーション」が重要視されがちですが、実は「非言語コミュニケーション」の方がより重要であるという声も多くあるのです。

なぜ非言語的コミュニケーションが重要なのか

1971年、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって発表された、

7-38-55ルール」あるいは「3Vの法則」と呼ばれる学説があります。

この説によると、人がコミュニケーションを取るときに受け取る情報を100とすると、
相手から話すことば、「言語情報」から7%、
声のトーンや大きさや速さなどの「聴覚情報」から38%
相手の表情やしぐさなどの「視覚情報」から55%
情報を受け取っているとされています。

つまり、私達が受け取っている情報の内、93%は非言語から来ているのです。

ボディランゲージとは

みなさんは、「非言語コミュニケーション」や、「ボディランゲージ」という言葉を耳にしたことがありますか?

これら2つの言葉は混同されがちですが、細かく言うと少し違いがあります。

まず、非言語的コミュニケーションには主に3つの要素があるとされています。

  1. 表情やしぐさ、視線や対人距離などを含む動作的要素ボディランゲージ
  2. 服装や持ち物などを含む外見的要素
  3. 声の大きさ、速さ、トーンなどを含む音声的要素

この中でも、表情やしぐさなどの動作的要素をボディランゲージと呼びます。

コミュニケーションにおけるボディランゲージの重要性

世の中には、約70万種類以上ものボディランゲージが存在すると言われています。表情やしぐさ、視線、対人距離などのボディランゲージは、その人の本音を表すとされています。なぜなら、感情を司る大脳辺縁系の反応スピードは言葉を司る部分の反応よりも遥かに速いからです。

しかし、私たちのボディランゲージを正確に読み取る技術はそこまで高くはありません。その結果、人間関係において誤解や衝突が生まれやすくなり、社会の中で生きている以上、コミュニケーションのすれ違いにおける悩みは尽きません。

表情やしぐさなどのボディランゲージを読み取り、相手の気持ちを汲み取るスキルは、トレーニングを積むことで向上させることができると考えます。しかし、多くの人は、幼い頃から学校でも家庭でもボディランゲージを読み解く技術や効果的に使う技術を教わることはありません。また、これらの技術を学ぼうにも、ほとんどの講座は海外の機関により、当然のことながら英語で行われています。そうなると、より一層ボディランゲージを学ぶことが困難になってしまい、実際にボディランゲージの重要性への認知度は低いことがわかります。

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